2014年9月1日月曜日

school

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  • <テーマ>
    イメージ波と補助軸を利用したスイング構築の実際。
    <基本カリキュラム>
    1.補助軸(MPL & MPR)を利用した骨盤回転運動ドリル
    2.右肩甲骨の作業ドリル
    3.骨盤回転運動と右肩甲骨作業の協調
    4.圧縮イメージ波と近位振動節の概念
    5.シャフトアクション基準点の概念
    6.(ω-1P)における(-ω)波の作成
    7.(ω-3P)における(-ω)波のシャフトキックとボールヒット
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    <ケース1>
    Akko 20代 女性 150cm, 42kg、ゴルフ歴・ラウンド回数 2年・6回、ベストスコア 120+α、 「ちょっと努力してもよいが、できれば楽してゴルフがうまくなりたいと思っている初心者」
    ステップ-1:補助軸を利用した骨盤回転運動
    背面

    MPRを利用した骨盤回転運動の基本構成です。補助軸については1・5(補助軸の設定)4・2(補助軸)を参照してください。


    肩幅程度に両足を開いて立位ポジションをとる。
    緑線;右外側仙骨稜を起点とするFPR、青四角;腰椎群


    右足の内踝を起点とするMPRをイメージする。
    MPRが自由に回転できるよう膝関節、足関節を適度に屈曲し姿勢を調整する。


    右回転するMPR左縁に隆椎右縁を移動する。


    MPR左縁に外後頭隆起右縁を連続して移動する。
    ①~④が骨盤回転運動の基本ドリルです。左右の骨盤回転が安定し、相互間を円滑に移行できることが必要です。
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    実際のスイングでは基本ドリル④の行程を腰椎・仙腸関節運動に置換する必要があります。


    FPRに第5腰椎右縁を移動する。


    FPRに第1腰椎右縁を移動する。
    2・4(下半身姿勢の制御)4・2(ホーム~テイクバック~トップ)を参照してください。
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    ステップ-2:右肩甲骨作業


    右肩甲棘三角を位置固定した状態で菱形筋機能で第6・7頸椎・第1~4胸椎と肩甲骨内側縁の位置関係をきめ、連続して肩甲挙筋機能で第1~4頸椎と肩甲骨上角の位置関係をきめます。
    脊柱・胸郭と肩甲骨の位置関係を確定させる作業です。


    連続して右肩甲棘三角を位置固定した状態で棘上筋を機能させると右上肢が挙上します。
    右上肢が「ポン」と挙上する感じです。サンプル画像は右肩甲棘三角の位置固定が不十分で、肩甲骨が上ずっています。
    2・4(体幹骨格と体幹姿勢)を参照してください。
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    ステップ-3:骨盤回転運動と右肩甲骨作業の協調
    骨盤回転運動と右肩甲骨作業を協調させスイングの(仮)トップ姿勢をつくるステップです。
    初期段階では右外側仙骨稜・腰椎群の積極的な作業は意識しないで「簡易化した4軸構造」の基本的な枠組みを構築します。
    吊り下げ実験でクラブ重心位置を確認してからクラブをクラブ平衡姿勢に保持します。
    3・1(クラブ重心)4・2(~トップ)を参照してください。


    クラブ重心を持ち上げて

    クラブ重心をおろすとホーム姿勢になります。

    背面




    右内肘を伴ったMPRを適正位置に調整し、クラブ重心位置にSPRを想定します。この姿勢では右肩甲骨棘三角と上部胸椎・頚椎群との位置関係がきまることが条件です。

    背面




    ステップ1-⑥の行程で腰椎群と肩甲骨棘上筋を作動させると、MPRとSPRがそれぞれ右回転して(仮)トップ姿勢へ移行します。この姿勢では右肩甲骨棘三角の高さを一定に保つことが条件です。
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    http://www.youtube.com/watch?v=hYNyxwtL8Nc
    <テイクバック~トップ>
    位識点:
    右外側仙骨稜&右股関節
    +右第5腰椎右縁&右第1腰椎右縁
    +右足内踝起点補助軸&右内肘・・・右回転
    +右肩甲骨(菱形筋&肩甲挙筋)
    +右肩甲骨(棘上筋)・・・仮トップ姿勢
    ステップ-4;圧縮イメージ波と近位振動節
    3・3(シャフト&ヒール)を参照してください。
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    ステップ-5;シャフトアクション基準点
    MPLと第3ポジション(ω-3P)の位置関係、MPRと右内肘の位置関係、第1ポジション(ω-1P)のイメージが必要です。
    4・3(トップ~ダウンスイングの基礎事項)を参照してください。
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    ステップ-6;(ω-1P)における(-ω)波の作成
    ① ホームポジション

    適正なシャフトアクションには制御された左股関節位置固定型骨盤左回転運動が必要です。
    (仮)トップ姿勢からトップ姿勢への移行過程で左外側仙骨稜起点のFPLと腰椎群左側線の作業を利用します。

    背面

    正面

    FPLを想定し、第5腰椎左端をFPL右縁まで移動します。同期してMPRと右内肘を分離しMPRを左方移動します。クラブ重心とSPRは(仮)トップ姿勢位置で維持します。

    背面

    正面

    連続して第1腰椎左端をFPL右縁まで移動します。この段階で仙腸関節・腰椎群の重要作業が終了し下半身がトップ対応姿勢になります。


    同期して右内肘をMPR上に移動しながらクラブシャフトをネジリ・タワマせ(ω-1P)に(-ω)波を作成すると上半身もトップ対応姿勢になります。
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    ステップ-7;(ω-3P)における(-ω)波のシャフトキックとボールヒット
    左肩甲棘三角と外後頭隆起の空間位置を固定します。


    第3ポジション(ω-3P)をMPL左端の適正位置に制御すると(-ω)波が(ω-3P)でシャフトキックしボールヒットが実現します。






    Akko のパーフォーマンスに拍手***   「4軸スイング」は役にたつかも・・・しれない!
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    次はインパクトジャイロ構造と位識点シフトを作業行程に組み込みスイングの安定化を図るレッスンです。
    <発展カリキュラム>
    1.インパクトジャイロ(位識点シフト)の簡易化
    2.位識点シフト(インパクトジャイロ)とスイングの同期
    3.シャフトキック時の左内肘の姿勢制御
    4.フルスイング基本型の確立
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    ステップ1;インパクトジャイロ(位識点シフト)の簡易化
    背面


    「4軸構造」のインパクトジャイロ構造と位識点シフト過程をschool用に簡略化します。
    インパクトジャイロの構成部位は隆椎(黄)、第1腰椎左縁(赤①)、右肩甲棘三角(赤②)、左肩甲棘三角(赤③)、外後頭隆起(赤④)です。
    隆椎(黄)を中心にした立体構造上で位識点を≪赤①→赤②→赤③→赤④≫にシフトします。
    4・3(インパクトジャイロ)を参照してください。
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    ステップ2;位識点シフト(インパクトジャイロ)とスイングの同期

    ジャイロ上の位識点に対応するシャフト形態を図示します。MPLと近位振動節(◆)の位置関係が重要です。
    4・3(シャフトアクションの基準点)を参照してください。
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    ステップ3;シャフトキック時の左内肘の姿勢制御

    位識点が④点に移動し、シャフトが(ω-3P)でキックした時点の左内肘をMPL右側にキープする作業です。左内肘左端とMPL右側を明確に意識するドリルが必要です。
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    ステップ4;フルスイング基本型の確立
    http://www.youtube.com/watch?v=mDxy6C4UDfA
    <ダウンスイング~インパクト~フォロー>
    位識点:
    右肩甲骨(菱形筋&肩甲挙筋)&左外側仙骨稜
    右肩甲骨(棘上筋)&左外側仙骨稜&左股関節・・・本トップ姿勢
    右肩甲棘三角&右内肘・・・ビジネスゾーンスタート
    左肩甲棘三角&左内肘・・・ビジネスゾーンエンド
    左肩甲棘三角&外後頭隆起・・・フォロー
    基本カリキュラム、発展カリキュラムの内容をふまえ、ドラゴンボールを7個集めればフルスイング基本形に到達です。
    http://www.youtube.com/watch?v=rMB5J1gjrNw&NR=1
    7(-龍玉-)を参照してください。運がよければ神龍が出現するかもしれません^^