- <Tea(5)- 01:スイング構築の定理と公式>
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Ad:並アマが「問題:スイング構築」を解くための定理と公式です。
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スイングの定理
定理1;クラブの物理的特性に適合
定理2;ヒトの解剖学的構造に適合
定理3;ヒトの生理学的特性に適合
スイング構築の公式
公式1;錐体外路フィールド上を走る運動プログラムとして構築
公式2;運動プログラムが錐体外路フィールドで走るためのリリースキィーが必要
公式3;錐体外路フィールド上に確定した運動プログラムの部分的修正は不可能
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Gf:われわれ並アマのスイング構築に役立つのですか?
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Ad:はい。並アマのスイング構築では3つの定理、3つの公式の理解が必要と考えています。
とくに定理3と公式3は要注意です。
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Gf:解説してください。
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Ad:解剖学は基本的には具体的な図式で表現でき一般人でも内容を理解しやすいのですが、生理学は抽象的概念を含むため言語表現が難しく一般人には理解されにくい学問です。
系統的講義を経験していない大多数の並アマが実感を伴うレベルで(生理学を)理解するのはエネルギーのいる難しい作業です。
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Gf:そうですね。
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Ad:時間が必要かもしれませんが「4軸構造」に記載した生理学的事項を理解して頂くと幸いです。
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<Tea(5)- 02:イデアルからみたスイング理論(4)>
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Gf:時間とエネルギーを必要とする「生理学」の勉強を避けて通る方法はないんですか?
巷のスイング理論で「解剖」の記載はたまにみるけど「生理学」なんざ~聞いたことない・・・・・それにメチャクチャ疲れそうだし~
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Ad:感性と才能が普通レベルの並アマが「スイング構築」に真剣に取り組もうとすると「生理学」を避けて通れないと思います。
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Gf:シングルクラス以上なら避けて通れるってこと?
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Ad:巷の「スイング理論」の多くはスイング構造の一部に焦点を絞ったスイング各論です。ときおり見るヒトの解剖に言及した理論においても生理学的な考察が欠落している場合が多いと感じます。
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Gf:はぁ~そうですか。
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Ad:理論 audience が自力でスイング骨格を出力できる才能をもつシングルクラス以上であれば「スイング構造の一部に焦点を絞った各論」や「生理学的な考察が欠落している理論」を適正処理して有効利用できる場合があると思いますが・・・・
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Gf:・・・・自力でスイング骨格を出力できない並アマには荷が重いということですね。
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Ad:はい。多くの「スイング理論」ではaudience がシングルクラス以上に限定されると考えています。
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Gf:できれば「生理学」の勉強は遠慮したいなぁ~
「生理学」の勉強時間を「スイングスクール」に充てるというアイデアは?
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Ad:「ゴルフ君」が選択するなら、それで結構ですよ。
「4軸構造」は考え方と根拠を明確にした「スイング構築」の方法論の一案にしか過ぎませんから。
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Gf:・・・・・・∮
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Ad:並アマ(Mr. C)のスイングとして
①テイクバックで腰が右方向にスウェーする
②トップでオーバースイングしクラブが前に倒れる
③パチンとインパクトする
④フォローはとらない
を想定し、Mr. C のスイングをサンプルに「イデアル」関連の考察を進めます。
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Gf:Mr. C のスイングは馴染みのあるスイング構成ですね。
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Ad:Mr. C が90切りの攻防戦を行うとした場合、①~④のステップ別の条件はなんだと思いますか?
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Gf:やはり、とりあえずステップ③のインパクトが重要ですかね。
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Ad:はい。Mr. C なりの「インパクトプログラム」が錐体外路フィールドを走ることが必要です。
では「インパクトプログラム」のリリースキィーはなに?
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Gf:スイング構築の公式2ですね・・・・・トップ姿勢かな。
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Ad: Mr. C のスイングでは{ステップ①+ステップ②}の全体が「インパクトプログラム」へのリリースキィーになると考えています。
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Gf:何故?
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Ad:テイクバックでの腰のスウェーとトップのオーバースイングを(意識的に)補正する必要があるからです。
腰のスウェーを右膝外側の位置固定で補正しょうとする場合にはテイクバックの作業目的が右膝外側の固定にシフトする危険があること、
トップでのオーバースイングを上腕の力で適正位置へ戻す作業は上半身の「巧緻作業モード」を壊す危険があること・・・・既にお話しました。
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Gf:その事象とリリースキィーとの関連様式は?
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Ad:作業行程が安定してないのでスイング毎に{ステップ①+ステップ②}の枠組みが変化する可能性が高い → インパクトの前提として{ステップ①+ステップ②}の枠組みを意識する必要がでてくる → {ステップ①+ステップ②}の全体が「インパクトプログラム」へのリリースキィーになる・・・というわけですな。
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Gf:う~~ん
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Ad:オマケに{ステップ①+ステップ②}の作業行程が安定しないことは「インパクトプログラム」へのリリースキィー自体が不安定であることを意味しています。
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Gf:う~~ん スイングが毎回、異なった形になりそうです。
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Ad:はい。スイングの再現性は不良であると思います。
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Gf:・・・「イデアル」では安定しているのですか?
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Ad:・・・次は、「イデアル」構造の解説です。
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<Tea(5)- 03:イデアルからみたスイング理論(5)>
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Ad:「イデアル」は「必要最小限の力で出力する、クラブの物理的特性に適合したスイング」ですから「ハードヒット」タイプの打球作業と明確に区別する必要があります。
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Gf:はぁ~
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Ad:「ハンマー打ち」作業をサンプルに「ハードヒット」を考察しておきましょう。
「ゴルフ君」は「ハンマー打ち」からなにを連想しますか?
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Gf:すぐ頭に浮かぶのは「ハンマーで釘を打ち込む作業構造をゴルフスイングに応用する技術論」ですかね。
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Ad:・・・だと思いました。
その技術論は「イデアル」構築には利用できませんので注意してください。
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Gf:・・・部分的にも駄目ですか~?
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Ad: 重量が5kgのスレッジハンマーと0.3kgのドライバーで「ハンマー打ち」と「ゴルフスイング」を対比すると、
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Gf:そんなに重量差があるのか・・・・・
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Ad:ハンマーの重心はハンマー柄上でヘッド近くにあり、
ドライバーの重心はシャフトとヘッドから離れた空間にある。
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Gf:・・・・
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Ad:ハンマーを振る作業は(作用点である)ハンマーヘッド近くの重心を振る作業であり、
ドライバーを振る作業は(作用点である)ヘッドから離れた重心を振る作業である。
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Gf:・・・・
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Ad:ハンマー重心の運動ベクトルの向きはインパクト前後で反転するが、
ドライバー重心の運動ベクトルの向きはインパクト前後で変化しない。
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Gf:・・・・
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Ad:ハンマーがインパクトで受ける反作用はハンマーを一瞬、静止させるほど大きいが、
ドライバーがインパクトで受ける反作用のドライバー運動へ与える影響は小さい。
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Gf:・・・・「ハンマー打ち」作業と「ゴルフスイング」は全く別物と思えてきました。
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Ad:ご同慶のいたり!
「ハンマー打ち」は「イデアル」に比して作業構造が単純ですし、重量の軽いドライバーで「ハンマー打ち」に類した作業を行うことは可能です。
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Gf:そうですね。
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Ad:「ハンマー打ち」の作業構造を流用して重量の軽いクラブで「ハンマーインパクト」を模倣すれば「とりあえずインパクト」の試行が成立するという仕掛けですな。
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Gf:が~んですね。
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Ad:・・・また「寄り道」で盛り上がりましたが、「イデアル」に戻りましょう。
「イデアル」構築の基本ステップです。
Step-1;スイングを3相7ブロックに分割する。
Step-2;ブロックを「スイングプログラム」として表現する。
Step-3;適正な「位識点シフト」をペースメーカーとして「スイングプログラム」を錐体路フィールドでトレースする
Sutep-4;該当ブロックの適正な「リリースキィー」を設定し、「スイングプログラム」を錐体外路フィールドで走らせる
Sutep-5;該当ブロックを連結して相にまとめる。
Sutep-6;相を連結してスイングを構築する。
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Gf:複雑にみえますが・・・並アマでも習得できるんでしたね。
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Ad:Step-1 は第4章1項、Step-2 は第4章2項~第4章5項を参照してください。
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Gf:はい。
・・・Ad:Step-3 のポイントは「位識点シフト」です。
スイング1相{ホーム~トップ}の「位識点シフト」の実際は
右外側仙骨稜(A右)→第5腰椎右端(L5右)→第1腰椎右端(L1右)→
左外側仙骨稜(A左)→第5腰椎左端(L5左)→第1腰椎左端(L1左) です。
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Gf:「位識点シフト」の外側仙骨稜がよく分かりません。
解剖の教科書では仙骨後面には隆起がたくさんあるし~腰椎はイメージできそうなんだけど・・・・
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Ad:仙骨後面の(複数の)隆起は腸骨側と筋肉束で結合していますが、全てを理解する必要はありません。それぞれの筋肉収縮は方向をもつベクトル量ですから、ベクトル合成で仙骨にかかる筋収縮力を外側仙骨稜に集約することが可能です。
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Gf:はぁ~そうなんですか
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Ad:この概念を理解し仙骨後面に外側仙骨稜をイメージすることが第一関門です。
外側仙骨稜を心象プレート上の位識点として取り扱うための準備です。
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Gf:ふ~ん
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Ad:次に心象プレート上で「位識点シフト」と「片側股関節位置固定型骨盤回転」&「仙骨・腰椎群機能」をプログラムにそって同期させる作業を行います。
この作業中、意識的な肩の右回転は行いません。
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Gf:えぇ~、肩は回さないってこと?
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Ad:肩は結果的に回りますが、意識的に回す作業は「イデアル」では不適当です。
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Gf:・・・???・・・
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Ad:肩を含めて上半身の右回転は{腰椎群、骨盤、両下肢} の姿勢変化にともなう「姿勢調節反射」の身体表現として捉えます。
必要条件は下部胸椎群の柔軟性と上半身の「巧緻作業モード」の保持です。
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Gf:意識的に肩を右回転すると何がおこりますか?
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Ad:{腰椎群、骨盤、両下肢}の右回転→下部胸椎群の右ネジリ→上部胸椎群の右ネジリと連動することですから上半身の「粗大筋力モード」が確定します。
以後のスイング構造が「ハードヒット系」に方向づけられることを意味します。
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Gf:通常では意識しにくい下部胸椎群の機能状態が重要な意味をもつわけか・・・
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Ad:はい、「巧緻作業モード」と「粗大筋力モード」の理解がポイントです。
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Gf:上半身運動の作業モードは「初めの一歩」で話題になりましたねぇ~
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Ad:以上がスイング1相{ホーム~トップ}・Step-3 の代表的トラップと考えています。
トラップに注意してスイングプログラムを錐体路フィールドで正確にトレースし、「位識点シフト」をスイング作業のペースメーカーに利用できるまで習熟すれば・・・
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Gf:・・・・スイングプログラムが錐体外路フィールドで走るようになる。
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Ad:はい、適切なリリースキィーを設定すればスイング1相構築の終了です。
スイング1相のリリースキィーはスイング2相と関連して確定します。
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<Tea(5)- 04 :イデアルからみたスイング理論(6)>・・・
Ad:スイング2相{ダウンスイング~インパクト}の「位識点シフト」は
第1腰椎左端→右肩甲棘三角→左肩甲棘三角・・・・です。
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Gf:スイング1相に比べると素朴ですね。
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Ad:左右の肩甲棘三角をイメージできることが必要条件です。
スイング1相と同様に心象プレート上で「位識点シフト」をペースメーカーにスイング2相プログラムをトレースします。
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Gf:了解!
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Ad:1相~2相の連続トレースを反復していると、突然・・・
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Gf:・・・1相プログラムが錐体外路フィールドで走るんですね。
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Ad:はい。1相プログラムが思考領域から消え、スイングが第1腰椎左端の位識点と本トップ姿勢からスタートする感覚になります。
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Gf:・・・1相プログラムのリリースキィーは「第1腰椎左端の位識点」ってことですか?
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Ad:ご明察!
1相プログラムのリリースキィーは2相のスタート姿勢です。ポイントは2相スタートの「位識点」。
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Gf:ということは2相プログラムが錐体外路フィールドで走るためのリリースキィーは・・・
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Ad:はい、3相のスタート姿勢です。ポイントは3相スタートの「位識点(隆椎左端)」。
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Gf:心象プレート上で{1相→2相→3相}プログラムのトレーストレーニングを行うと、
{1相→2相→3相}の順番でプログラムが錐体外路フィールドに移行するってことか・・・・♪
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Ad:はい、ブロックプログラムが順番に不要になることを意味します。最終的にはリリースキィーが外後頭隆起の「インパクトプログラム+α」になるかな。
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Gf:まるでドミノ倒しですね~
以前、ある超super A が「スイングにはテイクバックもトップも無いんだ。あるのはインパクトだけ」と言ってましたが・・・・意味が分かったような気がします。
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Ad:ここで{錐体外路&錐体路}フィールド関連のポイントを整理しておきましょう。
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Gf:はい。
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Ad:・・・
錐体路フィールドのプログラムは思考での構成確認が可能である。
錐体外路フィールドへ移行したプログラムは思考での構成確認が不要である。
錐体外路フィールドへ移行直後のプログラムは記憶での構成確認が可能である。
錐体外路フィールドへ移行後、時間が経過したプログラムは記憶から消える。
・・・ヒトは「幸福にも忘れるという能力をもつ存在であった」というわけですな。
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Gf:・・・???・・・
・・・
Ad:ある技術を習得した後、より高度な技術を上乗せするための「メカニズム」というわけ・・・
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Gf:スケートでいえば「直進滑降」に「手足の表情」を乗せるみたいな感じ?
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Ad:まぁ~そんな感じ
・・・・派生してくる大問題があります。
・・・
Gf:何ですか?
・・・
Ad:ある基礎技術から何段階か、発展した高度な技術プログラムが錐体外路フィールドで走る段階にいたれば・・・
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Gf:・・・・段階的な発展経過が記憶から消えていて振り返ることができない。
・・・
Ad:正解!
段階的な発展経過を振り返ることを可能にする方策は?
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Gf:・・・・各段階の発展経過を記録しておく。
・・・
Ad:正解!
・・・・曖昧さを排除した具体的な言語で。
・・・
Gf:「4軸構造」のスイングプログラムは・・・
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Ad:{錐体外路&錐体路}フィールドの性格と派生する問題を明確に意識して「スイング構造」の解析を開始した当初から積み上げたプログラムです。
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Gf:・・・・♪
・・・
Ad:オマケです。
1相スタートの「位識点;右外側仙骨稜」がリリースキィーとなる作業がありますが何?
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Gf:・・・テイクバックの始動!
・・・
Ad:正解!
「イデアル」ではテイクバックの始動を「右外側仙骨稜の位識」で行います。
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Gf:以前、テイクバック始動の契機は
①腰の動き、②上半身の動き、③肩の回転のどれ?
・・・・という記事を見ました。
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Ad:「イデアル」からみると①は許容範囲、②、③は決定的にアウトです。
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Gf:理由は?
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Ad:②、③では右僧帽筋などの肩~背部の表面に分布する筋肉が収縮して上肢が「粗大筋力モード」に傾き、右肩甲棘三角関連の{菱形筋、肩甲挙筋}の適正利用が難しくなります。
結果的に{頚椎群~上部胸椎群}と{鎖骨、肩甲骨、上腕骨}の位置関係が不安定になり、「イデアル」構造から逸脱します。
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Gf:ふ~ん・・・①は?
・・・
Ad:上肢の「巧緻作業モード」を保って「イデアル」に移行できる可能性はありますが、
腰の意識指標を外側仙骨稜に設定し「イデアル」の作業構造に適合することが望まれます。
・・・
2015年1月13日火曜日
tea party-5
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